売買契約は契約書がなければできないのですか?
売買契約というのは、契約書がないからといって無効になることはありません。
例えば、コンビニやスーパーで食料品や雑貨を買うことも一つの売買契約ですが、通常、コンビニやスーパーではわざわざ契約書を作成することはしません。
また、それよりも大きな買い物、例えば、土地や住宅、車などを買うときには、売買契約書を作成して売買契約をしますが、もしここで契約書を取り交わすのを忘れてしまったとしても、契約が成立しなかったということにはなりません。
これは、コンビニやスーパーでの買い物が売買契約成立、と言えるのですから、たとえ口約束であっても契約は成立したことになるからです。
契約成立に必要なものは?
契約書が作成されたかどうかとか、手付金を支払ったかどうかというのは、契約成立の上での必要不可欠な条件ではありません。
あくまでも売買契約は、売る側と買う側の意思表示によって成立するということです。
とはいえ、契約書がないためにトラブルに発展する事例もありますから、トラブルが起こらないために契約書を交わすということは大事なことです。
ただその際も、売買契約では、契約書がすべてではないということはしっかり覚えておきたいところです。
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