どちらが親権者になるかで争いになった場合に、「親権者は譲るので面接交渉を認めて欲しい」というように、解決の材料として面接交渉が使われることがあります。

また、面接交渉を月に1回にするのか2回にするのかが問題になったときに、2回の方が認められると、何となく自分の言い分が通ったような気になり満足することもあるようです。

しかしながら、そこには子供の福祉という観点が抜け落ちていると思われます。

このように、面接交渉は、複雑な感情や親の事情が絡みますので、問題をより難しくさせているようです。

面接交渉は、親の自己満足や感情で決めるべきではありません。

すなわち、子供の福祉にとって何がよいのかという観点から決めるべきであるといえます。