離婚訴訟では、最終的には証拠によって判断されることになります。

例えば、相手が暴力を振るったという事実は、当事者にとっては当然のことであっても、第三者にはわかりません。

そこで、診断書を作成しておく必要があり、それをみることによって、第三者である裁判官にもわかります※。

よって、証拠を確保しておくということが非常に重要になってきます。

※厳密に言えば、診断書から明らかになるのはケガをしたという事実のみですので、他の証拠も必要になります。

話し合いで解決するのは非常に困難で、離婚訴訟になる可能性が高いと判断される場合には、証拠を事前に集めておくことが重要になります。

例えば、夫に暴力を振るわれた場合には、前述したように診断書を作成してもらったり、ケガをした写真を撮っておいたりするとよいと思われます。

なお、裁判官は、所詮は事情を知らない第三者であって、どちらの味方というわけでもありません。

なので、訴訟においては、事情を知らない裁判官に対して、客観的証拠で説得するちう気持ちで臨むようにしたいところです。