上司に罵倒されノイローゼになってしまったのですが、上司を相手取って損害賠償を請求できますか?
民事にも名誉毀損の責任がありますので、精神的な傷をこうむった場合には、損害賠償を請求することができます。
なので、上司がもし自身の名誉を傷つけ、侮辱するような言動を取っていたら、まずはその証拠をそろえておくようにしましょう。
それが原因で会社を辞めたのであれば、絶たれた収入分を請求できますし、ノイローゼになって病院に通ったのであれば、治療費や通院にかかった交通費も請求できるからです。
どのように証拠をそろえたらよいのでしょうか?
上司のいじめに悩まされている人も多いと思いますが、会社内部では、とにかくトラブルには関わりたくないという人も多いので、証拠をそろえるのは難しいかもしれません。
しかしながら、この場合は、相手が同僚の前で罵倒しているわけですから、証言者が得られる可能性もあります。
具体的に上司のどのような言動が問題になるのかですが、一般的に、民事訴訟の対象となる名誉毀損とは社会的名誉のことをいいますので、単なる主観的名誉感情の侵害は含まれません。
なので、例えば、「あなたは行動が遅いよ」と言った程度ですと、個人の名誉が傷つくだけですが、「幼稚園からやり直せ」とまで言った場合には、これは社会的名誉を傷つけたということになります。
これは、その人の社会的評価を害するからであり、しかも、こうした発言を多くの人の面前で言われた場合には、いっそう大きな精神的ダメージとなるからです。
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